数多くのトレッキングコースが存在する屋久島。大自然の魅力を堪能するには、万全の準備は欠かせません。雨が多く気候の変化も激しい島ですから、ふもとは晴れていたのに山の中に入ると突然の雨、なんていうことも。雨対策の装備は必ず準備しましょう。また、ふもとと山の中での気温差にも注意が必要。特に休憩中は体が冷えるので、防風・防水性のあるウェアを携帯するのがベストです。
トレッキングのための装備
*屋久島の森は湿度が高く汗をかきやすいので、肌着は速乾性の機能があるものがおすすめ。
*屋久島は雨が多いので、アウター・登山靴は※ゴアテックス素材のものを、もしくは防水で浸湿素材のものが望ましいでしょう。
※防水・透湿性がある生地の製品名。雨は防いで汗は蒸散させてくれるという優れもの。
トレッキング時の注意
①登山届けを必ず提出しましょう
トレッキング・登山で山に入る際には必ず登山届けを提出しましょう。 万一遭難した場合、登山届けを提出していると捜索がスムーズに行われ、発見される可能性が高まります。
②事前準備は入念に
登山を行う際には、必ず事前に登山道の状況を確認しましょう。登山道が荒れていたり、利用できない状態になっていることもあります。荒川登山口から縄文杉、淀川登山口から宮之浦岳を往復するには徒歩で9~10時間程度かかる長い道のりとなります。装備も十分に整えてのぞみましょう。 変わりやすい天気に備え雨具、防寒衣を用意し、非常食、懐中電灯、コンパス、警笛・携帯電話(無線機)を必携しましょう。服装は、怪我や寒さを避けるため長袖・長ズボンを着用し、足元が滑らないよう登山靴を用意してください。
③登山道から離れないように注意しましょう
屋久島の山は道に迷いやすく、一度登山道から離れると遭難してしまう恐れがあります。また登山道を外れることは、貴重な植物を踏みつけてしまうなど、自然に悪影響を及ぼすこともあります。 自分を守るため、また自然を守るためにも登山道は外れないようにしましょう。遭難時における捜索費用は本人負担となります。
なお、登山道は原則上りの登山者が優先です。狭いところでは譲り合って通りましょう。
④万一道に迷ってしまったら?
万一道に迷ってしまった場合には、体力の消耗を避けるためむやみに動き回らないようにしましょう。救助用に警笛や携帯電話を持参するとよいでしょう。携帯電話は宮之浦岳や永田岳など主要な山頂や、種子島が見える場所、縄文杉への登山道(大株歩道)の一部で使用できる場合があります。
なお、道に迷った場合でも沢伝いに川を下らないで下さい。屋久島の川は滝が多くて大変危険です。絶対に沢には下りないようにしましょう。
※携帯電話利用可能地域
荒川登山口、淀川登山口やほとんどの山中で、携帯電話は通じません。 縄文杉デッキ、宮之浦岳山頂、永田岳山頂、黒味岳山頂、太忠岳山頂、投石平など一部地域で一部の携帯電話は通じます。 ただ、せっかく自然の雰囲気を楽しみに来ていることですし、非常時を除いてむやみに使用することは避けましょう。
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